販売促進ノウハウ
公開日: 2018-06-25
今年も「アツい」販促シーズンがやってくる!夏のプロモーションのコツとは?
外出を控えがちな梅雨が終わり、7月に入るとアウトドアや旅行など徐々に人の行動は活発になってきます。また、この時期はボーナスが支給された直後ということもあり、消費意欲が高くなるシーズン。販促プロモーションを投下するには絶好のシーズンといえます。夏の特徴を活かしたプロモーションのコツを押さえて、夏の販促の成果を最大化させていきましょう。
プロモーションに活用できる夏の特徴って何だろう?
「夏の特徴は?」と質問されたら、真っ先に思い浮かぶのが「暑い」というキーワードでしょう。このキーワードはもちろん重要です。この「暑い」というキーワードを分解して「(暑いから)冷たい食べ物や飲み物がほしくなる」「(暑いので)熱中症を防止したい、紫外線対策の必要がある」といった需要を発見し、それを販促テーマに落とし込むのは夏のプロモーションの基本といえます。
また、それ以外の重要な夏の特徴として、子どもたちが夏休みに入るため、バーベキュー、野外フェスティバルなど、イベントが多く開催されることが挙げられます。人の外遊びが活発になる時期なので、それを販促に活用しない手はないでしょう。
暑さによって発生する需要の獲得とイベントの活用が、この時期のプロモーションのポイントといえます。
夏を味方につける!この時期ならではのプロモーションとは?
夏は企業の売り上げの明暗が分かれる季節といえます。
飲料やアイスクリームのような冷菓商品は拡販期ですが、鍋料理の関連商品といった暑い季節向けではない商品を提供する企業は、売り上げの減少を防止する施策が必要となります。
夏に売り上げが伸びる商品は、上述の冷菓商品のように暑さによって需要が高まる商品といえます。ポスターや店頭POPなどのツールを利用して、しっかり訴求していきましょう。もちろん、夏のイベントを活用してプロモーションを投下することで、さらなる売り上げアップを狙うのもいいでしょう。
逆に、夏に売り上げが減少しがちな商品は、夏だからこそ、その商品を購入すべき理由を提示する必要があります。商品アピールの切り口が重要なポイントとなります。
夏の特徴を活かして商品をアピールしよう
夏の特徴を活かしながら、商品を訴求するポイントを作っていきましょう。特に、夏に売り上げが減少しがちな商品は、この訴求ポイントが重要となります。
訴求ポイントは、「夏の特徴×商品特徴」というフレームで発見するといいでしょう。例えば、「汗をかくのが健康に良い×鍋」というポイントで、あえて発汗作用があるキムチ鍋を販売したケースがあります。ほかにも、「夏休み×カルピス」で、子どもと一緒にカルピスでスムージーを作ることを啓発して購買に結び付けた事例もあります。
商品特徴をリストアップし、夏の特徴と結び付けることができないか検討してみることをおすすめします。手法を選定する前に、しっかり商品の訴求ポイントを決めておきましょう。
夏の特徴を活かしたプロモーションの仕組みを作る
訴求ポイントが決定したら、どのようにプロモーションをしていくか仕組みを設計していきます。
先ほどの「夏休み×カルピス」の例では、子どもと一緒に作ったカルピススムージーをSNSに投稿してもらうことで、カルピスの利用シーンを拡散させました。このように夏にマッチする使い方を、SNSを通じて拡散させるのも有効です。レジャーグッズや旅行グッズなどの夏らしいノベルティを用意して抽選式キャンペーンを展開するのも購買を促す良い手法でしょう。
実店舗を展開する企業なら、夏のイベントを活用して集客に結び付けることも可能です。例えば、浴衣を着て来店してくれた人に割引クーポンを提供する、といった夏のイベントと結び付けた方法が考えられます。単純にクーポンを提供するよりも、お客様に新規性のある訴求ができます。
ほかにも、子どもが夏休みなので工作教室を開催する、七夕のときに願いを募集するといったように、夏に関連したテーマでイベントを開催するのも良い集客方法です。人の外遊びが活発になるシーズンなので、家族や友人とイベントで共に過ごせる時間はお客様に喜ばれるでしょう。
夏を制するものは販売を制する
夏の特徴を活かして商品の訴求ポイントを決定し、その訴求ポイントをもとにプロモーションの仕組みを設計していくことが、夏のプロモーションのコツとなります。
夏に拡販期となる商品にしても、低迷しがちな商品にしても、夏は売り上げのアップダウンが大きい季節です。そのため、夏の販売を制することができれば、年間を通じた安定売り上げに一歩近づくことができるでしょう。夏のプロモーションを工夫して、安定売り上げを実現させましょう。