販売促進ノウハウ
公開日: 2018-10-22
再注目を集めるメルマガ!販促ツールとしてさらに磨きをかける方法とは?
大手ECサイトから毎日のように送られてくるメルマガ。「メールマガジンなんてもう古い」そう感じている販促担当者も多いのではないでしょうか。しかし、効果がなければメルマガそのものを目にすることもないはずです。メルマガが今でも主流の販促ツールとして活用されているのは、実は計り知れない効果があるからなのです。ここでは、再注目を集める販促ツール、メルマガの手法にさらに磨きをかける方法をお伝えします。
メルマガの開封率とは?
メルマガの開封率は一般的に1割程度とされています。9割の人に"無視"される販促手法ですが、活用次第でその効果はどんどん高まっていきます。
再びメルマガが注目を集めはじめたのは、直接メルマガを配信できるデバイスであるスマホが主流になったことが最大の理由です。若年層はもちろんのこと、シニア層にもスマホはかなりの割合で浸透している昨今、手元メディアであるスマホに直接情報を配信できるメルマガは、とても強力な販促ツールなのです。
また、解析ツールの活用やデータ分析によってセグメントを強化できるようになった点も、メルマガ再注目の理由のひとつとして挙げられるでしょう。
スマホの時代だからこそメルマガも最適化
メルマガがパソコンのメールソフトだけに届いていた時代はもはや昔。今ではスマホに直接配信できる時代です。配信されたメルマガをパソコンで閲覧するより、スマホでチェックする人も圧倒的に増えています。メルマガの効果をアップさせるためには、配信内容をスマホに最適化することが必要不可欠なのです。
パソコン用に配信しているメルマガのレイアウトや文字サイズそのままでスマホに配信してしまうと、スマホでは読みにくいデザインになってしまいます。せっかく開封してもらったとしても、可読性の低さが原因でスルーされてしまうことでしょう。
あちこちからたくさんの情報が送られてくる時代だからこそ、読者にストレスを与えてしまうのは禁物。スマホ用に情報を最適化し、メルマガからひとつでも多くのアクションを起こしてもらえるよう配慮することが重要なのです。
セグメントメールの配信で効果アップ
大多数へと一斉に配信するメルマガよりも、戦略的にセグメントしたターゲットに配信するほうが、販促効果は高まります。
たとえば、イベント・展示会などではノベルティを配布しリードを獲得しますが、これにより、ノベルティ配布者をターゲットとしたリストを作ることができます。このリストに対しセグメントメールを配信することで、ターゲットだけに特化した情報配信ができるため、結果的に販促効果がアップするのです。
セグメント化する要素はほかにも、エリアや性別、興味・関心、メルマガ購読頻度などが考えられます。ターゲットはそれぞれに異なる特徴を持っているため、訴求すべき内容も違ってきます。過去の販促実績で蓄積したデータのなかから効果的にアプローチできるターゲットを抽出し、特化したセグメントメールを配信することが販促効果アップにつながります。
アクセス解析でメルマガの効果を最大化
アクセス解析ツールを使えば、どういったターゲットに配信したメルマガの開封率が高く、どのような情報が注目を集めているのかを把握できます。メルマガの反応から得た数値情報を分析し改善していくことで、開封率はもちろんのこと、メルマガからの商品購入や来店の成果を高めることができるのです。
たとえばメルマガ内で複数の商品を紹介する場合には、それぞれの商品のクリック率やWebへの遷移後の購入率を解析ツールでチェックします。ターゲットの反応が良かった商品を、次回のメルマガで大々的に宣伝するなど、メルマガの成果を最大化できます。
また、メルマガからWebサイトへ訪問した見込み度の高いターゲットを、Webリターゲティング(追跡型)広告で継続アプローチすれば、さらに効果は高まっていくことでしょう。すべてのターゲットがメルマガ閲覧時に商品を購入するわけではありません。興味・関心を持ったターゲットに購入を促進できるよう、Web広告と組み合わせて継続的なアプローチをすることが、メルマガのさらなる効果アップにつながるのです。
メルマガは継続的に顧客接点を持てるツール
メルマガは販促ツールのなかでも、継続的に顧客アプローチができる手法です。スマホの普及によりターゲットに直接配信できるだけでなく、セグメントや数値分析ができるメリットを活用することで、その効果の高さを再確認できるはずです。使い古された手法だと後回しにせず、再注目を集めるメルマガで販促効果を高めてみてはいかがでしょうか。