前編：MDコンセッション部・グッズ販売

入社以来グッズ担当を続けておられるMDコンセッション部の太田様にお話しを伺いました。
MDコンセッション部とは、グッズを制作される部門と、球場内に出店される飲食店様の管理部門からなる新しい部署で、グッズと飲食でのシナジー効果も狙った組織構成になっているそうです。
今回は、球団公式グッズとしてキレイキレイ泡ハンドソープをご採用いただいた経緯などのお話しを伺います。

業務の内容と、これまでどのようなグッズを制作されてきたか教えてください。

千葉ロッテマリーンズ株式会社 BtoC本部 MDコンセッション部 太田 福嘉 さん

グッズ事業と飲食事業を管轄しているMD・コンセッション部という部門で、入社以来一貫してマリーンズグッズの企画担当として仕事をしています。
毎週新商品を発売しており、年間での企画数は100を超えると思います。
Tシャツやパーカーなどのアパレルをはじめ、大手シューズメーカー様とのコラボでは、マリーンズのロゴやマスコットの「マーくん」と「リーンちゃん」のキャラクターを入れたオリジナルデザインで作成しました。他にもマリーンズ仕様のオリジナルランドセルや、これちらもオリジナルのマリーンズキャリーケースを福袋に見立てて商品を沢山詰め込んだ状態でお届けするスペシャルな福袋を年末年始用に企画したりしています。
マリーンズのチームカラーである白、黒をベースにアパレルやキャップなどを企画し、球場一体がマリーンズ色に染まるようになど、今までと違う世界観を出そうと考えたりもします。常に新しく新鮮な企画になるように心がけています。

リアル店舗とECサイトの違いなどあれば教えてください。

ECサイトは年間を通して365日、常にオープンしていて、基本的に毎週金曜日に新商品の発売をコンスタントに続けています。新しい商品を出し続ける為、常に企画し続ける事になります。リアル店舗がオープンしているのは、基本的には試合がある日と土曜日、日曜日に限られます。その為、対戦カードの初日に合わせて新商品を当ててゆく事になります。リアルの店舗では実際の球場への集客数と売上が連動するので、圧倒的に土曜、日曜に集中する状況です。また、年に数回ある交流戦などその期間しか見られない特別な試合の時には、お客様も特別な記念として購入意欲が高く、試合にちなんだグッズは特によく売れる傾向があります。

新しいグッズの企画や実際の制作手順などについて教えてください。
また、グッズ化を進める上で大切にされている事があればを教えてください。

まず我々がやってきた成功や失敗などの過去データやノウハウを活かす事がスタートです。当然他球団のグッズについても調査・参考にする事もあります。あと数十社にも渡る多くの協力メーカーさんからも新しい提案を沢山持ち込んでいただいています。こちらとしては、どのタイミングで、どれくらいの価格で、どういうデザインで進めていくべきかを考えていく事になります。
実績がある商品以外は、売れる確証がある訳ではないので商品の選定は慎重になります。作り手・メーカーさんの思いだけではダメで、お客様が何を求めていて、どういう価格で、どんなデザインなら買って頂けるかを意識しながら進めています。

今回キレイキレイ泡ハンドソープをご採用頂いた理由を教えてください。

ライオンの企業名が世間一般に有名であること、そしてキレイキレイの商品イメージ も大変良いと思った事が理由です。マリーンズキレイキレイ泡ハンドソープを普段から使って頂く事で、試合を見に来ていただいた時だけでなく、ファンの方の日常生活の中でもマリーンズを身近に感じていただけたらいいなと考え、採用させていただきました。また当球団の顧客像の中に「ファミリー with キッズ」というグループがあり、ご家族、お子様も含めてみんなが家に帰ってきた後にマリーンズキレイキレイ泡ハンドソープで手を洗う、そんなイメージと紐づくと思い、販売したいと考えました。

ライオン商品のオリジナルグッズ化に対する反響や今後について教えてください。

リアルの売り場でもECサイトでも「これは良い・欲しい」と購入いただいている方が多数いる事は認識できたので、企画・販売して良かったと感じています。オリジナルグッズの商品ラインナップの中で、こういった日用品も取り揃える事で幅を広げ、全体を充実させて行きたいと思います。