少子高齢化が進む日本において、今後、販促ターゲット層の選定はますます重要な課題とされています。営業活動を続けるうえで、未来の顧客を作っていくのは必要不可欠といえるでしょう。
では、販促においてどういった層を取り込んでいくことが重要とされるのでしょうか。それは、子どもたちの世代。子どもの層を未来の顧客として取り込むためには、子ども本人はもちろんのこと、親に対しても企業のブランディングを行っていく必要があります。
未来の顧客となるターゲットに企業の認知を促すには、ターゲットとの接点をしっかりと活かすことが重要なポイント。そして、顧客接点の際に活用できるのがノベルティなのです。
ここでは、未来の顧客育成に向けて訴求できるノベルティの重要性について解説します。また、ベビー&キッズEXPOやキッチンウェアEXPOなど、子どもや主婦向けのイベントで活用できるノベルティのラインアップもあわせてご紹介します。
商品やサービスが溢れかえっている昨今、競合他社との差別化が難しくなっています。例えば、展示会やイベントに出展した際に近くのブースを眺めてみると、同種の商品やサービスを展開している企業が目にとまることでしょう。そんな状況のなか、未来の顧客として取り込みたい子どもたちの層へ、どのようにアプローチすればよいのでしょうか?
子どもはまだまだ知識も経験も浅く、固定されたイメージを持っていません。そのため、最初に愛着を持ったものに強い興味を示します。つまり、子ども向けの販促では、最初の接点が何より重要といえるのです。ターゲットに対し、最初の接点でどんな印象を与えるのかを、しっかりと考慮する必要があります。
こうした理由から、子どもへの販促では、商品の仕様やサービスの特徴を伝えることよりも、与える印象に重点を置くのが効果的です。ポップなノベルティで興味を引いたり、子ども向けキャラクターのノベルティを配布したりすることで、競合他社との差別化が図れます。
販促活動においては、ついつい目先のターゲットに注力しがちですが、「将来顧客になる層」を取り込むためには、販促の視点を変える必要があります。企業として、子どもたちへの第一印象をどのようにコントロールするかを、戦略的に決めておくことがポイントといえるでしょう。
ドラッグストアにおける女性の購買行動を調査したマーケティングデータによると、家族の代理購買を経験したことがあると答えた女性の数は、回答者のうち6割にものぼるのだとか。言い換えると、家庭で使う消耗品選びは、主婦に任されているのが現状です。夫が使う消耗品はもちろんのこと、子ども用の消耗品選びも、主婦の役目ということになります。結果的に、子どもをターゲットとした商品・サービスでは、主婦の心を掴むことが重要なのです。
主婦が求める商品・サービスが家庭内で使われることを考えると、主婦は家庭の広告塔的な存在といえます。商品やサービスの価値を、まだ正しく判断できない子ども向け販促では、実際に使用する本人だけでなく、家庭の広告塔となる主婦へのアピールも必要なのです。
子どもや主婦向けに最適なノベルティ選びには意識すべきポイントがあります。それは、安全と安心をテーマとしたノベルティを選定すること。
子どもが中心となって使うものでも、家族みんなで使うものでも、消耗品の決定権の多くは主婦にあります。そういった点から、安全や安心をテーマにしたノベルティが効果を発揮するのです。
また、子どもや主婦向けの商品やサービスは、衛生面や安全面での質が厳しく問われます。そして、それらにしっかりと配慮されたものほど提供できる価値が高まるのです。
ノベルティ選定の重要なポイントのひとつである、「商品・サービスとの親和性」を考えた場合、衛生面や安全面が担保されたものを選ぶことで、おのずと主婦層との親和性が高まります。その結果、自社の商品・サービスへの信頼性がアップするだけでなく、企業としての印象も良くなるのです。
子どもが使うものに対して、親は常に注意を払っています。たまたま受け取ったノベルティとはいえ、そこに衛生面や安心への配慮が欠けている場合、使ってもらえないばかりか、ノベルティを配布した企業の印象も悪くなってしまうでしょう。
ノベルティの配布は、企業のアピール活動。その印象が後々まで続くことも視野に入れる必要があります。商品やサービスだけでなく、企業アピールも同時に行っていることをしっかりと意識し、子どもや主婦向けのノベルティ戦略を組むようにしましょう。
ベビー&キッズEXPOやキッチンウェアEXPOなど、子どもや主婦層が多く集まる展示会やイベントでは、どんなノベルティのラインアップが効果的なのでしょうか。ここでは、展示会やイベントで効果を発揮するノベルティをご紹介します。
手を清潔に保つだけでなく、風邪の予防にもつながる手洗い。そこで役立つのが、ハンドソープや石けんのノベルティです。一日に何度も使う、実用性の高いノベルティですので、名入れやオリジナルデザインの演出をすることで、強い企業アピールにつながります。
ハンドソープや石けんと同じく、手や指を清潔に保つノベルティ。キレイキレイ除菌ウェットシートなら、家の中で活用できるだけでなく、外出先でも、子どもたちの衛生面に配慮することができます。
行楽シーズンのアウトドアでも気軽に携帯でき、常に身近に置いておけるアイテム。実用性が高いノベルティのため、しっかりと名入れ・オリジナルデザインをすることで、広告効果も高くなります。
毎日のハミガキに活用できるハミガキ・ハブラシは、衛生面で高いアピールができるノベルティ。家族みんなで使えるため、家庭内での企業認知につながります。
オリジナルデザインもできるので、子どもたちに強い印象を残せるノベルティ。未来の顧客である子どもたちに、しっかりとアピールできます。
これからの時代、未来の顧客である子どもたちへの販促には、ますます力を入れていく必要があります。それを視野に入れた販促に取り組むためには、既存の購買層へのアプローチから視点を変えなければなりません。
顧客接点の機会をいかにチャンスと捉えるか、そして、最初の接点でどのような印象を残すかが重要です。その機会は未来の顧客獲得のための種まきともいえるもの。しっかりと取り組むようにしてください。
名入れやオリジナルデザインでしっかりとノベルティを演出することで、子どもたちに強いインパクトを与えられます。さらに、衛生面や安心をテーマとしたノベルティをうまく活用することで、家庭の広告塔である主婦に、信頼や安心を訴求できます。子どもや主婦層にアピールできる販促こそが、未来の顧客獲得につながるのです。