現代のビジネスのスピードは加速する一方です。それはノベルティの製作においても同様で、常に製作にあてる時間があるとは限りません。「急に来場記念品が必要になったけどノベルティの在庫がない!」「営業マンから1か月後にノベルティが必要になったと言われたけどとても間に合わない!」といった状況は、あなたにも思い当たることがあるのではないでしょうか。
今回は販促担当者のそんなお悩みにお応えして、1か月以内の短納期で製作するコツとおすすめの短納期ノベルティをご紹介していきます。
いくら短納期で製作できるといっても、企業や商品の認知度やロイヤリティを高めるといった、ノベルティの本質的な目的からズレてしまっては、製作する意味がなくなってしまいます。短納期で製作しなくてはいけないと気ばかり焦ってしまって、製作することが目的になる、つまり手段が目的化してしまうことに注意しなくてはなりません。
そこで短納期ノベルティのご紹介の前に、改めてノベルティ選びのポイントを復習しておきましょう。
これは当たり前と思うかもしれませんが、実際は配布しただけで満足してしまうというケースも珍しくありません。いくら短納期とはいえこの点はしっかり守りたいところです。
どんなに珍しくて興味を引くようなノベルティでも2~3日したらどこにいったのかわからなくなってしまった、というのではノベルティの効果は半減してしまいます。実用的なノベルティは日常的に使ってもらえるため、自社のロゴが目に触れる頻度も多くなり、ユーザーの企業・商品へのロイヤリティが深まっていきます。
短納期で製作するにはいくつかポイントがあります。具体的なモノを探す前にしっかりポイントをチェックしてから選定作業をするようにしましょう。
ポイントの1つ目はスピーディな対応をしてくれるサプライヤーに依頼することです。このポイントは意外と忘れられがちなのですが、スケジュールが厳しいのであれば、それを作る人の対応力を確認するべきです。当然ながら、スピーディに対応してくれるサプライヤーのほうが納期を短くすることができます。
特に短納期で製作する場合は、たった1日のロスでも防止したいケースがほとんど。見積もりなどこちらからの依頼事項に対するレスポンスはどうか、短納期のノベルティを製作した実績はあるか、などを確認するとよいでしょう。
2つ目のポイントは名入れサービスの仕組みが整っているかどうかです。当然ながら、名入れをするには印刷機械が必要です。自社に印刷機械があり手慣れているサプライヤーなら、名入れにかかる日数も短縮できるでしょう。名入れは企業や商品の顔であるロゴを印刷するケースが多いので、納期だけでなく色がきちんと出ている、名入れ位置がずれていないなどのクオリティ面でも、名入れサービスへの慣れがあることは重要です。
最後のポイントは在庫があることです。在庫がなくとも納期に間に合うのなら問題はないのですが、ゼロから作るよりも既製品に名入れするほうが一般的に納期は早いといえます。オリジナルフィギュアのように一から製作するノベルティは、短納期で製作したい場合はあまり向いているとはいえないでしょう。
短納期のポイントを確認したところで、それをおさえたおすすめの短納期ノベルティをご紹介しましょう。ノベルティを配布するシーンやターゲット像を思い浮かべながら、あなたにマッチするノベルティを見つけてください。
ノベルティの定番ともいえるボールペンは、既製品の種類も多くイメージに合うものが比較的探しやすいので、在庫が潤沢ならおすすめ。多くのサプライヤーが名入れサービスを展開しているので、その点も安心です。ノート、手帳、ふせんなどの紙系のノベルティは、加工や印刷にかかる日数が比較的少なくてすむことが多く、短納期のノベルティにはピッタリです。例えばノートなら表紙をフルカラーで印刷する、Wリングタイプにするなど、製作日数をおさえながらもオリジナル加工ができる部分が多いのが特徴です。
タオルやバッグは印刷できる範囲が比較的広く、しかも実用的でもあるので自社の宣伝にはピッタリのノベルティ。ノベルティの定番なので、在庫が豊富であるケースも多いのが特徴です。
タオルはハンドタオルからバスタオルまで大きさも複数あることからターゲットの利用シーンに近いものを選択することができます。予算に応じて、大きさはもちろん材質などの質感にこだわることができるのもうれしい点ですね。バッグは一時期のブームは過ぎたかもしれませんが、それでも継続的に人気のあるエコバッグはいかがでしょう。メインバッグにしまっておける折り畳みタイプのエコバッグから、これがエコバッグ? というほど高級感のあるものまで流通しています。
日用品は文字通り、毎日使える実用的なノベルティなので特におすすめ。ターゲットが主婦の方なら台所用品は何個でももらって困らないので喜ばれそうです。
ライオンが提供する「ロゴプリ」というサービスなら、既製品をベースに直接名入れ、台所用品はもちろんのことヒット商品である「休足時間」や「冷えピタ」などにも名入れ印刷が可能です。誰もが知るヒット商品に名入れして宣伝ができるのは、自社にとってももちろん、ユーザーにもうれしいサービスといえるでしょう。ノベルティでの利用に限定したサービスを展開してきたことから、経験値があり短納期のポイントであるサプライヤーの対応力という点でも信頼できます。
その他にはウェットティッシュもおすすめ。老若男女に利用いただけるのでターゲットを問わないノベルティといえるでしょう。迷ったらコレ! という一品ですね。