夏休み期間は、各企業の主催するイベントが目白押し。日々、全国各地で開催されるイベントのなかから、ターゲットの興味と関心を引いて、参加してもらうことは簡単ではありません。そんな時こそ有効活用したいのがSNS。夏という季節を活用したプロモーションや、具体的な拡散の方法などをご紹介していきます。
2016年8月11日から13日まで、大阪府赤十字血液センターで開催予定のイベント「閉ざされた血液研究室からの脱出2」が、インターネット上で話題となっています。イベントを主催する日本赤十字社・大阪府赤十字血液センターは、献血の機会を広げようとさまざまなイベントを開催してきました。このイベントは昨年開催した期間限定イベント「閉ざされた血液研究室からの脱出」の第2弾。すでに9000件を超えるリツイートと4000件を超える「いいね」を集め、インターネット上で話題となっています。
(2017年にも、第3弾として同イベントが実施された。)
夏が近づくと、同様のイベントが増えてくるので、注目を集めることも難しくなりますが、ある程度事前から告知をすることで、映画の予告編のように人々に印象を残すことができます。もちろん、会期が近づくにつれて、継続的にプロモーションを行うことも必要となります。
広告機能を意識したSNS、Facebookにはイベント告知を助けてくれる機能が満載。どのようなものがあるのか説明します。
「イベント機能」を使うと、さまざまなイベントの運営が簡単に行えるようになります。すでにFacebookのユーザーの方ならば、招待を受けた経験があることでしょう。イベント機能では、日時・場所や主催者とその目的を告知します。もちろん、企業のイベントも告知可能です。また、招待者が投稿できる掲示板を用意することができるので、参加予定者とのコミュニケーションを図ることが可能です。
「イベント機能」では、参加予定者の状況をリアルタイムで把握できます。またプロフィールの公開状況によっては、その属性もある程度、確認することが可能です。情報が拡散することも大きなメリットだといえるでしょう。知り合いが参加予定だと知った場合、その本人もそのイベントに興味を持つかもしれません。
気を付けるべきポイントとして、直前のキャンセルが容易であることが挙げられます。また、「興味あり」というボタンもあるので、少人数で開催するイベントでは、参加者の管理で気をもんでしまうかもしれません。
FacebookなどのSNS以外にも、イベント告知サービスを活用することで認知と集客を期待できます。以下、Facebook以外で活用できるイベント告知サービスを紹介します。
「こくちーず(告知's)」は、イベントやセミナーを企画している人、コミュニティや勉強会を開催している人のためのサービスです。 本格的なイベントやセミナーの告知・案内ページを無料で作れるので、すぐに申し込みを受け付けて集客することができます。FacebookやTwitterなどのSNSとも連携しているので、「こくちーず」での紹介内容をそのまま拡散することができます。また作成したイベントページはSEO効果も高く、パソコンだけでなく、スマートフォンや携帯電話での申込受付も可能です。
「ことさが」は、日本全国のイベント・キャンペーン・新商品情報を、ジャンルと日時、場所に分類して紹介する、イベント情報に特化したポータルサイトです。 例えば、「今週末、東京都内で開催されるお祭りは?」「来月旅行で京都に行くが、何か季節のイベントをやっていないか?」など、日付やテーマで横断的に探すことが困難な情報は結構あるものです。「ことさが」は開催日や地域、ジャンルなどを指定して検索できるので、ユーザーが欲しい情報を見つけやすいというメリットがあります。
「イベントバンク」は、日本国内で行われるイベントやお祭りの主催者・広報担当者と、各種のメディアを結ぶ情報配信サイトです。イベントやお祭りの主催者・広報担当者が登録したイベント情報は、イベントバンクが提携する複数のメディアに一斉配信されるのが特徴です。
「ATND」は、リクルートが運営するイベント告知サイトです。イベントの告知・運営管理がすべて無料でできるのはもちろん、このツールの特徴として、TwitterやGoogleアカウントを持ってさえいればユーザーアカウントを取らずに使える点が挙げられます。いちいち登録しなくてよいのは、ユーザーにとって大きなメリットといえるでしょう。
「イベントバズール」は、イベント事例や会場候補も探せる豊富なメニューが特徴です。決済の方法まで掲載されているので、イベントを開催することが初めての担当者も、このサイトで実施に必要な一通りのことが理解できるようになっています。お役立ちサイトの側面をもったサイトといえるでしょう。
SNSの特徴とらえたプロモーションでイベント告知を拡散し、ターゲットの来場を促すことで、集客の最大化を図りましょう。また、イベント告知ツールを活用することで、SNSとの相乗効果も期待できます。競合他社の動向や事例としてのイベントを把握するうえでも、イベント告知ツールの利用価値は高いでしょう。