お客様と相対したり、商品を購入していただいたりした際に手渡すノベルティ。カタログで気になるアイテムを選び、既製品をそのまま発注することもあるでしょう。既製品ノベルティの配布を続けていると、「差別化」の必要性を感じることもあるはず。なぜなら、既製品ノベルティの配布だけでは、競合他社と似たようなアイテムを配布してしまう可能性があるためです。
「脱・既製品ノベルティ配布」を目指すことは、販促活動において重要なポイント。ここでは、オリジナルノベルティの効果や制作時のポイントを解説します。
オリジナルノベルティには、競合他社との差別化はもちろんのこと、企業の特色をより強く打ち出せるといった効果が期待できます。また、オリジナルノベルティをシリーズ化すれば、継続的な販促も実現できますし、価値の高いノベルティを制作すれば、優良顧客に対する強いアプローチも実現できます。
オリジナルノベルティを3つの種類に分けて、それぞれの効果を解説します。
既製品でも気軽に取り組める差別化が「名入れ」です。コストを抑えつつ差別化したいときに適した方法のひとつ。
既製品のラベルといったものに企業名やブランド名を印刷するだけで、企業アピールの効果を発揮します。既製品を配布するだけでは単なるばらまきに終わってしまう場合もありますが、「名入れ」することで企業アピールの効果が期待できます。
既製品のなかでも、パッケージを「オリジナルデザイン」に仕上げることのできるアイテムがあります。たとえ競合他社と同じような既製品を配布する場合でも、「オリジナルデザイン」が施されていれば印象はまったく違ってきます。他社と差別化できるだけでなく、キャンペーンやイベント告知などをデザインすれば、販促物としても活用できるメリットがあります。
ほかの選択肢に比べコストはかかってしまうものの、「完全オリジナル」なノベルティを作れば、圧倒的な差別化ができます。しっかりとした企業アピールもできるため、お客さまに強い印象を残すこともできます。また、販促効果はもちろんのこと、自社ブランディングにも役立つため、幅広い効果が見込めます。
遊び心が詰まったジグソーパズルや、自社マスコットがデザインされたポスターなど、企画次第で無数のアイデアが実現できるのも「完全オリジナル」ノベルティの優れた点といえるでしょう。
既製品とは違い、企業の特色を打ち出せるオリジナルノベルティ。企画によっては自由度の高いノベルティを作ることができる反面、気をつけなければならないポイントもあります。ここでは、オリジナルノベルティ作成時に意識すべき3つのポイントを解説します。
自由にオリジナリティーを出せるからといって、独創的になり過ぎないよう注意しましょう。あまりに個性的過ぎるものは、受け取る側も敬遠してしまいます。
オリジナリティーにばかり目を向けるのではなく、「使えるノベルティ」にオリジナリティーをプラスすることを意識しましょう。
外出先でもらうことの多いノベルティ。そのため、持ち帰りにくいものは敬遠されてしまいます。
「外出中に邪魔にならないもの」「持ち帰ったあとも邪魔にならないもの」の2点を意識してオリジナルノベルティを作成するのもポイントのひとつです。
既製品以上に企業アピールができるのがオリジナルノベルティの強み。だからといって、やたらと企業アピールを前面に押し出すのは禁物。企業側のエゴが目立ち過ぎてしまうと、気軽に使うことも携帯することもできなくなるため、実用性が低くなってしまいます。受け取る側の目線に立ってノベルティを作成するよう心掛けましょう。
既製品に名入れやオリジナルデザインを加えるだけで、自社ノベルティの演出ができます。完全オリジナルのノベルティを制作すれば、より愛着をもってもらえるアイテムになるでしょう。ノベルティは販促活動のツールのひとつ。どのような効果を期待するのかをしっかりと意識しながら、オリジナルノベルティ制作に取り組んでみてはいかがでしょうか。
『【アンケート徹底調査!】お客様に愛されるノベルティってどんなもの? - ライオン(Lion)の販促のためになるブログ』には、どういったノベルティが喜ばれるアイテムなのか、そのヒントが公開されています。
お客様に刺さるノベルティ制作ができるよう、アンケート結果を参考にしながら、企画を立ててみることをおすすめします。