地震大国とよばれる日本に住む私達にとって、防災用品は必需品といえます。特に大震災を経験してからは、その必要性がより強く認識されたのではないでしょうか。
ここでは、ノベルティとして提供できる「防災用品にも使えるグッズ」についてご紹介します。防災に対する意識が高まり、実際に非常用持出袋を玄関口に常備している人も少なくありません。こうした防災用品をノベルティとして提供することは、幅広い需要をとらえた効果的な販促プロモーションを実施できるチャンスともいえるのです。
ノベルティ配布の効果を高める方法のひとつとして、「利用シーンを広げる」というやり方があります。例えば、ウェットティッシュは、食事前に手を拭くといった衛生用品として使われるのが一般的ですが、デスクまわりや棚などをさっと拭く清掃用品としての機能もあります。利用シーンを広げることで「お掃除に役立つグッズが欲しい」というニーズにもアプローチすることが可能。つまり、利用シーンを広げることは、同じノベルティでより幅広いターゲットにアプローチができることにつながるのです。
しかし、利用シーンを広げても、その使い方に需要がなければ、ノベルティとしての効果はありません。その点、防災用品なら年齢・年代を問わずに潜在的な需要があります。防災用品にも役立つという付加価値をつけることで、幅広い層にアプローチできるノベルティを制作することができるのです。
それでは、ノベルティにおすすめの防災グッズをご紹介していきましょう。防災用品は、「常時携帯しておきたいもの」、「災害時に持ち出すもの」、「数日間をしのげるもの」、「自分にとって大切なもの」の4カテゴリーに分かれます。
このなかで「数日間をしのげるもの」は、水や食料が代表的ですが、必要量も多くなることからノベルティには不向きです。「自分にとって大切なもの」も当然ながらノベルティとして提供する性質のものではありません。つまり、ノベルティとして重要になってくるのは、「常時携帯しておきたいもの」と「災害時に持ち出すもの」の2カテゴリー。このなかから、ノベルティにおすすめのグッズを紹介していきましょう。
「常時携帯しておきたいもの」とは、文字通り災害時ではないときにも持っておきたい防災グッズです。日常的に持ち歩くものになるので携帯性が重要なポイントとなります。
スマホや携帯電話が重要な情報収集源となる現代。実際に大震災のときには、ツイッターやフェイスブックといったSNSで安否確認をとるなど、スマホが非常に重要な役割を果たしました。
そこで忘れてならないのが、スマホの充電器です。スマホは電力消費が大きいので通常時でも充電器は役立つでしょう。電力供給がストップするなど、充電する機会が少ない災害時では重宝するグッズといえます。
インフルエンザの防止や花粉症の軽減など、季節によって非常に高い需要のあるマスクは、防災用品としても重要な役割を果たします。砂埃や噴火による火山灰など、災害時は異物を吸入しやすい環境にあります。その中で自分の身を守るためにも、マスクは必需品といえるでしょう。
ウェットシート(ティッシュ)は定番のノベルティ。食事前のお手拭き以外にもドライブやスポーツ、掃除などさまざまなシーンで使われます。
キレイキレイ除菌ウェットシートのようにフラップ部分に簡単にデザインができるのも、ノベルティとして嬉しいポイントです。災害時は断水して水が手に入らなくなるケースも少なくありません。そんなときでも、ウェットティッシュがあれば手や体を清潔に保つことができるでしょう。長期的に保存できることもポイントです。
文字通り非常時に持ち出す必要最低限のものを指します。常時携帯するものに比べれば、多少は大きさや重量の面で余裕がでてきますが、あまりかさばるものを提供しても、いざというときに利用してもらえないので注意が必要です。
災害時にはタオルも必需品となります。手や体を拭くといった通常の使い方以外にも、怪我をしたときのために、簡易ガーゼとして利用するケースもあるようです。何枚あっても困らないので、複数枚をセットして提供するのもよい方法といえるでしょう。ノベルティとしても定番で、サイズや素材が豊富にラインナップされていますので、ターゲットにマッチしたものを選びやすいのが魅力です。
行楽グッズとして人気の高いレジャーシート。実は災害時にも大活躍することをご存知でしょうか。例えば野外で食事をする際にさっと敷いたり、寒いときに体に巻き付けたりするなどの用途があります。また、頑丈に作られたものであれば簡易的な風呂敷としても役立つでしょう。広い範囲に自社の宣伝を入れることができるのも、ノベルティとして嬉しいポイントです。
災害時には急に体調を崩してしまうことも珍しくありません。避難場所としてよく指定されている体育館や学校は、常に温度管理が行き届いているとは限らず、環境変化に体調がついていかず発熱してしまうこともあります。特に、小さいお子様がいる方は必ず常備したいところです。冷えピタは、小ロットからの名入れにも対応しているので、イベントや手土産としてもご活用いただけます。
防災用品は老若男女を問わずに需要があるグッズです。それをノベルティにすることで、多くの人に喜んでもらえるでしょう。いつものノベルティでも利用シーンを広げるちょっとした工夫で、新しい切り口の訴求ができるようになるのです。ぜひ、あなたの獲得したいターゲットに向け、防災グッズという切り口でアプローチをしてみませんか?