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脳力全開!マインドマップでもう企画に困らない

企画営業
公開日: 2018-09-21

脳力全開!マインドマップでもう企画に困らない

脳力全開!マインドマップでもう企画に困らないのイメージ

企画のネタが慢性的に不足している。もっと発想力が欲しい……。

販促担当者なら、一度はそんな悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか。企画を立てることは、多くの情報をインプットし、それを頭の中で整理してアウトプットする難しい作業です。その作業を簡単なフォーマットで可能にしてくれるのが、今回ご紹介する「マインドマップ」という道具。紙とペンだけあればすぐに始めることができ、やり方もとても簡単なので多くの人に利用されています。情報を整理してそこから新しい発想を創りあげるマインドマップは、まさに企画担当者の方にピッタリのツールといえるでしょう。

マインドマップが発想を豊かにする

マインドマップとは、脳の中で行われている活動を「見える化」するツール。イギリスの脳開発の権威であるトニーブザンが提唱したノート術です。具体的な作成方法は後述しますが、ノートやコピー用紙の中心に主題を書き、そこから関連するキーワードを記載していくといったシンプルなやり方で作成できます。

では、なぜそのようなシンプルな方法が企画の立案に有効なのでしょうか。

マインドマップは、頭の中の考えを紙に書き留めることで、思考空間を広げることができます。思考空間を広げることは、情報を整理する力や理解力を高め、発想力を豊かにすることにつながります。そして、情報を整理して物事を多面的に見ることは、問題解決力を伸ばす効果があるのです。

実際に、オレゴン大学の経営大学院で、学生143名を対象に通常のブレーンストーミングの場合とマインドマップを利用した場合で発想力に違いがでるかを調査したところ、全員の発想力が3倍になったという調査結果が出ています。また、日本サッカー協会の戦略構築や、アメリカ同時多発テロ後のマンハッタン南端部復興の統括、ニュージーランド国防軍が短時間で行う防疫に関する説明といった大型プロジェクトにも使われているのだとか。シンプルツールでありながら、国家プロジェクトにも採用されるほど効果が信頼できる手法なのです。

マインドマップがビジネスで使えるこれだけの理由

マインドマップはビジネスの現場でも広く使われています。思考空間を広げて情報を整理・理解し、発想力を高めることは、企画立案にはもちろんのことあらゆるビジネスにおいて役立つスキルです。それではより具体的に、どのようなメリットがあるかを見ていきましょう。

1.用意するのは紙とペンだけ!パソコンでもできる

シンプルさがマインドマップの大きな特徴のひとつです。準備に負担がかかるようでは、スピードの早い現代のビジネスシーンには不向きでしょう。

2.情報を一覧できる

現代のビジネスシーンはITの影響で複雑化する傾向にあり、企画立案においてもさまざまな情報を整理・分析する必要があります。紙面に書き留めた情報を俯瞰することで、全体像を理解して情報の因果関係が発見しやすくなり、問題解決力のアップにもつながります。

3.キーワードだからアイデアが広がる

マインドマップは主題にもとづいて、関連するキーワードを連想していく手法です。無駄な言葉を省いたキーワードによる連想形式なので、脳に負担が少なく発想しやすくなります。連想を重ねていくうちに、思考力が自然と強化されていくというメリットもあります。


実際にマインドマップを作ってみよう!

それでは、実際にマインドマップを作ってみましょう。用意するのは、紙とペンだけでOKです。思考を自由に広げて発想しやすくなるよう、紙はA3サイズの大きなものをおすすめします。パワーポイントなどを利用してパソコンで作成しても構いません。

ポイントは、深く考えすぎずにリラックスして取り組むこと。そして、自由な発想が生まれるようなるべく楽しんで作成することです。

1.中心にテーマを書く

企画をしたいテーマを中心に書きます。テーマは、文章ではなく、キーワードで書きましょう。そのキーワードを連想させるイラストをいれても効果的です。そして、それを丸で囲みましょう。

マインドマップを作ってみる:中心にテーマを書く

2.テーマに関連するキーワードを発想する

中心に書いたテーマから線を引き、そこから思いつくことをできるだけたくさん書いていきます。関係のあるなしはあまり意識せず、その時に思いついたことを自由に書いていくのがポイントです。

マインドマップを作ってみる:テーマに関連するキーワードを発想する

3.キーワードから、さらに別のキーワードを発想する

テーマから思いついたキーワードに対して、さらに連想できるキーワードを記入していきます。前者のキーワードは一次階層キーワード、後者は二次階層キーワードとなります。

マインドマップを作ってみる:キーワードから、さらに別のキーワードを発想する

4.情報をまとめます。

これまで拡散してきたキーワードを整理しましょう。意味が同じものをまとめて階層を整理し、関連が低いものは削除していきます。階層を整理したら、さらにそこからキーワードを発想してみましょう。

マインドマップを作ってみる:情報をまとめます

5.全体を俯瞰する

作成が終了したら、マインドマップ全体を俯瞰してみましょう。思考空間の広がりを体感いただけたのではないでしょうか? テーマにあわせてキーワードを発想し、それを整理してさらに別のキーワードを発想する、この繰り返しが新しい発見につながります。例えば、「ノベルティの探し方は?」と問われた際に、頭の中だけで発想してくと「ターゲットにあったグッズ」や「納期に間に合う」といった一面的な回答になりがちです。しかし、マインドマップを利用することで、「配布する地域にマッチするものはないか?」、「配布時期の歳時にあったノベルティはないか?」といった多面的な発想が可能となるのです。


マインドマップで企画に自信が持てる

マインドマップはあなたの発想力を掘り起こし、多数のアイデアをもたらしてくれます。そのなかには、企画を成功に導く、原石のようなアイデアが眠っていることもあるかもしれません。ぜひあなたもマインドマップをうまく活用し、企画のアイデアマンを目指してみてはいかがでしょうか。

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