販促担当として企画運営し、実施したキャンペーン。無事に終了したと、ほっとひと息ついてはいませんか? キャンペーンは、実施するだけで終わりではありません。その効果をあとの営業活動へとつなげてこそ、戦略的な販促といえるでしょう。
キャンペーンの効果をアップさせるために欠かせない手法のひとつがメルマガです。単にメルマガを配信するのではなく、しっかりとマーケティングを意識することで、リピーター育成や客単価の向上など、さまざまな効果を発揮します。
ここでは、メールマーケティングを成功に導き、キャンペーン効果を最大化するメルマガ活用のポイントをご紹介します。
参加登録型のキャンペーンを実施すれば、お客さまのメールアドレスを取得することができます。これがメルマガの配信リストとなります。配信リストは、キャンペーン終了後が最も鮮度が高いもの。キャンペーン時にお客さまと接点を持った「温度」が残っている状態といえるでしょう。お客さまとの関係性が薄まってしまう前に、メルマガでアプローチしましょう。
広告や宣伝目的でメルマガを配信するためには、あらかじめお客さまに許諾(パーミッション)を得る必要があります。キャンペーンに応募してもらう際に、メール配信の許諾を欠かさず取ることで、すぐにメルマガを配信できる状態になります。取得直後の最も鮮度の高い配信リストに対し、スピーディーにアプローチすることで、継続的な関係性を築きやすくなります。
受け取ったメルマガを開封するかどうかを左右するのがメールタイトル。自分と無関係に感じるものや、メリットが伝わらないメールは、よほどの理由がない限り開封しないのではないでしょうか。
開封率をアップさせるカギは、お客さまに「自分事」だと感じてもらうこと。そして、端的に「メリット」が伝わるメールタイトルをつけることです。
メルマガ配信のシステムから送信する場合、メールタイトルに送信先のお客さまの名前を自動で挿入することができるものもあります。そうすることで、大量配信のメルマガではなく、「あなただけに」といった、個別配信の印象を与えることができます。
さらに、メールタイトルには、開封することでどういったメリットが得られるのかを具体的に書きましょう。例えば、「【3,900円~ 最大30%OFF!】人気の冬物アウターが本日10:00に販売スタート!」といったタイトルのメルマガなら、ついつい開封したくなることでしょう。開封するかどうかは、メールタイトルに目を通す瞬間に判断されます。メールタイトルの工夫で、開封率のアップを狙いましょう。<
また、お客さまに情報を届ける手法はメルマガだけにとどまりません。各手法の開封率や反応率を知ることで、戦略的にプロモーションを企画することができます。『【要保存】企画立案と効果測定に役立つ!プロモーションの基準値まとめ - ライオン(Lion)の販促のためになるブログ』には、それぞれのプロモーションが持つ基準値がまとめられていますので、参考にご覧ください。
メルマガの目的は、メールを開封してもらい、メール内のリンクから目的のアクションを起こしてもらうこと。商品購入やイベント参加、資料請求など、販促にはさまざまなアクションがあります。開封して終わり、目を通して終わりになってしまわないよう、とにかくクリック率を意識しましょう。
「お客さまが得られるメリットは何か?」をメールタイトルに書くことで、まずは開封を促します。次に、「それを得るためにはどうすればいいか?」を分かりやすく具体的に伝えることで、お客さまのアクションを促しましょう。
また、メルマガからマーケティングデータを収集することで、開封率はもちろんのこと、メール内のクリック率を分析することができます。「メールの冒頭に設置したリンクと末尾のリンクでは、クリック率にどのような差が出るか?」「クリック率が高いリンクテキストはどういったフレーズか?」などのポイントを、数値データから分析することができます。メルマガ配信後のマーケティングデータをしっかりとチェックし、クリック率アップを意識しましょう。
キャンペーンに参加してくれたお客さまへのアプローチの手を止めてしまうと、販促効果の喪失につながってしまいます。せっかくのキャンペーン効果を損なわないよう、終了直後から、お客さまとの継続的な関係性をスタートさせましょう。
メールマーケティングのポイントをしっかりと押さえることで、お客さまとの距離もどんどんと縮まって行くはずです。キャンペーン終了と同時に、素早く次の一手を出せるよう、メルマガの活用法は身につけておくようにしましょう。